
●発生時期
3〜11月
●症状
やわらかい葉、茎、つぼみに黄緑色〜茶色のゴマ粒ほどの虫が、
無数に群がって植物の養分を吸うため、株の生育が著しく悪くなります。
繁殖力が強く、一気に増えます。
4〜6月頃に発生しやすく、バラが近くにあるとより発生しやすくなります。
風に乗って広がるため、発見した箇所のまわりにも、
発生している可能性があります。
●対処方法
・発生した株
よく観察し見つけ次第、捕殺してください。
発生がひどい場合は、薬剤の散布もおすすめです。
薬剤では、「オルトラン粒剤・水和剤」や、
「モスピラン粒剤・液剤」などが効果的です。
ハンドスプレー型の殺虫剤も手軽でおすすめです。
・予防
頻繁に発生する場合は、発生前から定期的に殺虫剤を散布して予防しましょう。
なお、予防には、肥料効果と病害虫忌避効果が期待できる、
「ニーム・ガルテン パウダー」を株元にすき込むことと、
春から定期的に「ニーム・ガルテン」を散布することがおすすめです。
農薬よりも散布回数は多めに必要になりますが、
どちらも自然由来のオーガニックな資材で、素手でも扱え、
人にも動物にも安心なので、非常に使いやすくなっています!!
ちなみに、天敵はテントウムシ、カゲロウ、ヒラタアブなどになりますので、
見つけたら大切にしましょう。
・強い株づくり
土:
鉢植えの場合は、清潔な新しい土を使ってください。
上質な元肥をしっかり入れ、植え込むようにします。
また、庭植えの場合は、冬に完熟馬ふん堆肥
(ない場合は、完熟牛ふん堆肥)を土にすき込み、
土をふかふかにする改良をしてください。
肥料:
定期的に、質のよい肥料を与えましょう。
化成肥料も使い方次第では、非常にいいものですが、
量やタイミングを間違うと、軟弱な体になります。
できれば、効き目がゆっくりで、じっくりと株づくりができる、
有機質系の肥料を使いましょう。
おすすめは、「クレマチス・ナーセリーの有機肥料」になります。
※文中に記述のある薬剤の登録内容は2011年10月時点のものです。
使用に際しては、必ず登録の有無を確認してください。