●庭に植えつける苗について
写真下左の、4.5号サイズ(直径約13.5cm)以上、2年生以上の苗は、
初心者でも安心して育てられます。
写真下右の、2.5号サイズ(直径約7.5cm)の1年生苗は、
すぐに庭への植えつけはせず、1年間は鉢植えで養生してください。
(養生の手間がかかるため、初心者にはオススメできません!)

●必要なもの:
肥料(元肥)、完熟馬ふん堆肥(なければ、完熟牛ふん堆肥)
他に土壌改良の必要に応じて、
腐葉土、赤玉土(中粒)、鹿沼土(中粒)を用意します
●時期:
基本的に、真夏と真冬以外に植えます。
(人もうだるような真夏や、地面が凍るほどの真冬は避けます)
秋植えもオススメです!
●場所:
日当たりがよく、風通しのよい場所が適しています。
1日4~5時間、日光が当たる場所であれば問題ありません。
ただし、半日陰気味の場所でも、生育は遅くなりますが、育てることは可能です。
ゆっくりと環境に慣れながら、株を充実させ、花を咲かせていきますので、
気長に育てましょう。
●土:
保水性と排水性がある柔らかい土を好みます。
乾燥しやすい砂のような土や、雨後にずっと水がたまっているような、
水はけの悪い土では、生育不良になることがあります。
●植えつけた後の移植:
クレマチスは一度植えた後の、移植を嫌います。
クレマチスの根は直根性で、下に深く伸びるため、移植しようとすると、
どうしてもダメージを受けやすくなります。
庭に植える際は、場所をよく吟味し、
植えつけた後に移植する必要がないように注意します。
その場所に向いているかどうか調べるために、いきなり庭植えしないで、
いったん鉢植えで試してみて、よさそうであれば、
庭植えするという方法もおすすめです。
●方法

1.
直径、深さともに、40〜50cmの穴を掘ります。
↓
2. 掘り上げた土に、肥料(元肥)と、完熟馬ふん堆肥(なければ、完熟牛ふん堆肥)を混ぜます。
★肥料について
有機質系の肥料を使用することをおすすめします。
量はそれぞれの肥料の規定量を混ぜてください。
なお、使う肥料に迷ったら、及川フラグリーンのオリジナル・ブレンドの、
「クレマチス・ナーセリーの有機肥料」もおすすめです!!
★完熟馬ふん堆肥について
未熟ではない、完熟(発酵済み)のものを使ってください。
量は土の3割くらいを目安に入れてください。
★腐植質が少なく乾燥しやすい砂のような土の場合は、腐葉土と赤玉土を、
また、水はけの悪い粘土のような土の場合は、腐葉土と鹿沼土を、
それぞれスコップ1〜2杯程度、土に混ぜます。
なお、土の質に自信がなく、改良方法もよくわからない場合は、
掘り上げた土の半分くらいの量に、同量の培養土を混ぜて、埋め戻す土とします。
そして、そこに肥料と完熟馬ふん堆肥を混ぜてください。
培養土は、及川フラグリーンのオリジナルの、
「クレマチス・ナーセリーの専用培養土」がおすすめです!!
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3. 混ぜた土の2〜3割を穴に入れ、苗の根鉢を軽くほぐして、土の上に置きます。
株元の1節が埋まるくらい深植えしますので、底に入れる土の量を調節してください。
深植えすると、株元から立ち上がる枝数が増えやすくなります。
↓
4. 土を全て入れます。
↓
5. たっぷりと水を与えます。