基本的に、クレマチスは、日当りを好みます。
日照が足りないと、生育が悪くなったり、花つきが悪くなったりします。
1日4〜5時間は光が当たるのが理想です。
ただし、地温の上昇は株を弱らせることがあります。
葉には日光が当たり、株元には直射日光が当たりにくい環境を整えると、
生育がよくなります。
特に関東以西の高温多湿の地域では、効果的です。
寒冷地では、あまり気にしなくても大丈夫です。
なお、株元の植栽は、クレマチスを圧迫しすぎるものは避けます。
生長の遅いもの、丈があまり高くならないもの、
増えても間引きやすいもの、1年草などがオススメです。
ある程度生育旺盛な宿根草を植えた場合、定期的な剪定や間引きをし、
ヴォリュームを抑えると両者にとってよいでしょう。
ちなみに、
「必ずしも株元に何か他の植物を植えなければならない」、
と言うことはありません。
自然と株元が陰る場所では、そのままでも問題ありません。
例:

クレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」の株元に、
ゲラニウムなどの宿根草を植えている。

クレマチス「ギャロル」の株元に、
ヘビイチゴを植えている。

クレマチス「紀ノ川」の株元に、
様々な野草を植えている。

クレマチス「プリンス・チャールズ」、「ビエネッタ」、
「フォンド・メモリーズ」の株元に、
クリスマスローズや野草を植えている。
※どれも定期的に剪定して、クレマチスとのバランスをとっています。
クレマチス上部を日陰にしたり、株元を圧迫しないように気をつけましょう。